建築業者から出てきた見積もりにびっくり!!

ご相談者さんから、間取りの確認をしてほしいとご連絡をいただき席に着くと、開口一番

「間取りもなんですけど、そもそも金額が予算オーバーで…」

「そうなんですね。建築業者さんに予算は伝えてありましたよね?」

「そうなんです。でも、びっくりするような額で。こちらの要望を全部詰め込んだからだとは思うんですけど。主人とは、やっぱりこの建築業者さんは高嶺の花だったのかなあと話しています。」

「たしかに。建築会社さんが大手なので、同じ内容で多少安くやってくれる業者さんはないことはないと思いますが、それでもこれだけの金額(オーバー額)がまるっと減るというのは常識的には考えにくいですね…。要望を少し小さくする必要は出てくると思いますが、できそうですか?」

「うーん。これを見てしまうとここから減らすってなんか寂しい気持ちになります。」

「そうなんですよね。いったん夢の図面を見てしまうと中々できないですよね。でも、実はそれも予算額を上げさせるための建築業者さんの術ですよ。(苦笑)こういう展開になって、せっかくだから…と財布のひもを緩める方も多いので。こうなると選択肢としては、家の予算を増やしてこのまま進む。この建築業者さんで減額案を考えていく。別の建築業者さんでも話をしてみる。のどれかかと思います。」

とお話しながら、相談者さんのライフプラン表をもう一度広げてみました。ライフプラン的にはもう少し家の予算を増やすことも可能かどうか再度確認したのです。今回の相談者さんは多少の増額は大丈夫な数字がそこには並んでいました。そのことをお話ししましたが、今回の相談者さんは、予算額は増やさず、この建築業者さんの減額案と、別の建築会社さんの見学会に行ってみるという二つの道を模索するという判断をされました。

一番の要望はなんなのか?
とはいえ、別の建築会社さんというのが難しいといわれる方が多いですが、今回はじゅうmadoの登録事業者さんの中から2件ご案内しました。
相談者さんはもともと今の建築会社さんに話をしたのはある全館空調システムが気に入っていたから、というのがその理由です。つまり、「冬温かい家に住みたい。」というのが一番の希望でしたので、登録事業者さんの中でそういったことに長けていて気が合いそうな事業者さんをご案内しました。迷ったときは、一番の叶えたい要望はなんなのか?そもそも家を建てる目的はなにか?に立ち返ると、迷走しにくいように感じます。

その後、ご案内した2件のうちから1件に絞り込みもともとの建築建築会社さんと2社を比較しながら商談中です。暑くなるころには無事に納得のいく契約ができるといいなあと見守っています。

ここだけはもう一度確認してください。

また、私としては今回もともとの建築事業者さんにするにあたりぜひ確認してほしい!と伝えたのは、気に入ったという全館空調システムが入っていてすでに住んでいる住宅を体感してくださいということ。優れたシステムが入っていても冬に寒い家はたくさんあるように思います。システムがどんなに優れていても気密断熱がとれていなければ実は片手落ちということです。
そして、そういった性能の家が建てれるかどうかは設計者や職人さんの技量次第のようです。
大手だから安心というものでは全くないのではないかと思います。今回の相談者さんはそこがこだわりポイントだったので再度確認をおすすめしました。

見積もりが予算オーバーしたときに考えること

今回の相談者さんのように予算を伝えてあるにも関わらず大幅オーバーの見積もりがでてくることはしばしばあるようです。
要望が多ければ当然のことではありますが、本当にそのまま突き進んでいいのかどうか考えてみる必要はあるのではないでしょうか。今回の相談者さんは、ライフプランをした中でご自身で決めた予算でしたので、守ろうという意識が強かったように思います。しかしながら、そもそも、初めに提示した予算が根拠のないものだったという方も多く、そういった方はどんどん予算が膨らんでいき、建築業者さんの術中にはまっていくばかりになりがちです。
あとから、生活が苦しくなるよりは、家を建てる前の今、しっかりと暮らしを考えてみるのがおすすめです。

じゅうmadoでは、家づくりのサポートのみならずライフプランの作成を通じて一生安心して暮らせるようサポートしています。

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じゅうmado アドバイザー 石原 空子

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