建ててからの思わぬ落とし穴!住宅ローン、メンテ(-_-;)

じゅうmado岡崎 アドバイザーの石原です。

いきなりですが



「築5年〜10年で家計が厳しくなる人が多い!?」
ご相談者の声を聞いているとそう思います。

住宅購入後、ご相談においでになる方の多くは住宅ローンが始まってからこんなはすではなかった・・・と思われる方が多いようです。その方たちのお話を聞くと、3つのパターンがあります。

まず、ひとつめ・・・。

1・「住宅ローンが全然減らないような気になります。」

年末に来る住宅ローン残高を見るたびに、「こんなに毎月返しているのに全然減らない!」という感覚になるようです。特に、最初は利息部分も大きいのでこのように感じがち。マイホーム購入時に「返済がいつ終わるのか?」や、「金利がどれぐらいか?」といったことをあまり深く考えずローンを組んでしまった方に、このような不安を抱える方が多いように思います。この状態にならないようにするには、借りる時に、どうして月々の返済がこの金額になるのか。返済額を増やすと、または減らすとどうなるか?ということをシミュレーションした結果「この金額!」と決めていきましょう。しっかりとした納得感と覚悟ができるので、その後にこのような不安を感じる方は少ないようです。終わりをしっかりと自覚し、納得した上で支払っていきましょう。それが、返済中の不安を少なくするコツです。

 

2・「月々の返済が苦しくなってきました。借り換えとかしたらラクになる?」

このパターンの方は、ローンを組むときに「家賃と同じ」や、「ちょっとぐらいなら増えても頑張れる!」と思い切ってローンを組んだ方。返済当初は子供も小さく、生活費や教育費が、それほどはかかっていなかった方に多いパターン。返済して行くにつれ、子どもはだんだんと大きくなり、それに伴いかかる費用も増えていきます。そうなってくると、金額の大きい住宅ローンが「どうにかならないか?」と考えるようになるようです。
しかし、借りたものは返さなくてはいけません。最近は、金利が安いので借り換えると多少負担は軽減できるかもしれませんが、その手続にも時間とともにお金もかかります。だからこそ、ローンを組む前には、その時に返せるかどうかではなく、子供が大きくなった時や、退職して収入が大きく減ったときにも返せるのかどうか?ということをしっかりと考えていく必要があります。家づくりの時は、素敵な家欲しさに借りれるだけ借りてしまいたくなりますが、家以外のお金のこともしっかりと視野に入れて考えてみてくださいね。
また、繰り上げ返済や頭金の投入も、今は「住宅ローン控除」という制度があるので、必ずしもしたほうがお得ということもありません。手元にどれぐらいお金を残したら生活に困らないかという、自分たちの問題の整理と同時に税制などの情報収集もきちんとしておくと、お得になります。

3・「リフォームってこんなにかかるんですね・・・・・」

家を建てると、家にかかる費用はローンの返済だけだと感じている方も多いようです。しかし・・・そうではありません。一生涯でメンテナンスやリフォームにかける費用は1,500-2,000万(アンケートによる)と言われています。この地域(愛知県三河エリア)の方は、もっと多いようにも感じます。また、固定資産税も10-15万程度年間で必要です。家を持つということは、維持管理にも費用や手間がかかるということです。この費用が頭からすっぽり抜けている方が多いですね。考えていたとしても「大体これぐらいかかる」ということを明らかにしていない方が多いので、お話をすると「え!そんなにかかるの?」という反応が返ってくる場合が多くあります。メンテナンスのことは考えていても家電が抜けていたり、リフォームは考えていなかったりと費用の項目についてもしっかりと把握しておきましょう。

年間20万ずつは準備しよう!

じゅうmado岡崎では、年間20万円ぐらいはリフォーム用にお金を準備しておくことをおすすめしています。これは、毎年20万何かするというよりも、10年おきに100-200万ぐらいのメンテナンス費用が必要と言うことです。最初の10-20年では、給湯器、ウォシュレット、食洗機などの取替やカーポートや外構工事の追加などをする方が多いです。15年を超えてくると、外壁のメンテナンスにもお金がかかってきます。外壁工事は足場などが必要なため200万を超えることも多々あります。これが、10-15年おきぐらいに必要です(外壁材によります)。そして、当然古くなればなるほどさまざまな汚れや不具合も起きてきますので、それらに手をいれたくなると、その都度費用がかかりますし、行わないと家の防水や断熱など基本的な性能を脅かしてしまうこともあります。大きなお金ですので、これらも計画的にお金を準備しておかないとなかなかできませんね。なので、建てる前にそれを見越した資金計画や家に使う材料の選択が必要です。

 

「一生涯で考える」ことが資金計画に失敗しないポイント

3つのパターンをお話ししましたが、資金計画が苦しくなるほとんどの方の特徴は、「あまりきちんとした資金計画がない」いうこと。「なんとなく、返せそう。」「これぐらいはかかるんだから仕方ない」「退職金で返せばなんとかなる」そんな風にお考えの方も多いようです。


しかし、住宅ローンを返してはじめてみるとその大きさに気が付き、だんだんと苦しくなってきます。それでもなんとか返しきれればいいんじゃないか・・・という気もしますが、毎日お金の不安を感じながら生きていくのは幸せではありませんね。建てる前にきちんと資金計画をして、「それに沿って暮らしていけば大丈夫!」と毎日を送る方がきっと安心で楽しいはず。それを目指して、家を建てる前に自分たちの「お金」にしっかりと向き合っていただきたいと思います。

ポイントは、「一生涯」で考える事。今の制度ならば、住宅ローン控除が10年間はあります。それをどのように活かすのか。教育費が大きくなる期間はどのようにローンも含め大きなお金を工面していくのか。退職金を住宅ローンに当てて、そこからの生活費は大丈夫か。などを計画に入れていく必要があります。

「今」だけでなく、これからの人生で起きるいろいろなことを住宅購入を機会にしっかりと整理してみましょう。

 

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じゅうmado アドバイザー 石原 空子

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